FXのローソク足とは?見方やパターン一覧をご紹介

新しいことを始めるときには、覚える事や勉強することが必要ですよね。
その分野の先生(メンター)がいたほうが早く知識や経験が詰めることは間違いありません。
FXのチャートに表示されている「タテ棒」には何種類かあり、一般的によく使われているのが「ローソク足」です。ローソク足とは、ローソクの形に似ていることから名前が付けられており、見た目は「胴体」と、その上下に飛び出る「ヒゲ」で構成されます。シンプルな形のローソク足ですが、それ1つで、「始値」から「高値」、「安値」、「終値」までを視覚的に表しています。今回のブログ記事では、ローソク足の見方やローソク足の種類について紹介します。

ローソク足の見方

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設定した時間内での「始値」から「終値」までがローソク足1本になりますので、「時間足」を理解しましょう。
FXの時間足には、長期から短期までさまざまな種類があります。
長い方から、「年足」、「月足」、「週足」、「日足」、「4時間足」、「1時間足」、「30分足」、「15分足」、「5分足」、「1分足」です。
FXの時間足は、長期のローソク足から短期のローソク足を見ることで長期的な見通しが立てやすくなるため、大切となります。
ここからは、FXで使われることの多い4つの時間足について紹介します。

4時間足

FXにおいてのトレードには、数日から数週間の短期間で売買を完結させるトレードである、「スイングトレード」。
1日の間に売買を行いその日の変動価格から利益を狙う、「デイトレード」。
数秒や数分という短時間で売買を行って、その繰り返しによって利益を上げていく、「スキャルピング」があり、そのそれぞれによって利用する時間足は変わります。
そのなかで重要視されているのが4時間足です。

トレンドは、大きな流れの中にいくつもの小さな変動によって形成されており、長期的なトレンドを把握してダマシのリスクを下げるために4時間足からチェックしましょう。
普段は1分足を使用していても、事前に4時間足を見て長期的な値動きを確かめることが大切です。

1時間足

FXの取引では、1時間足も重要です。
デイトレードを行う際に、大きな流れのトレンドを把握するために4時間足を確認してみたけれど、値幅が大きくてトレンドが掴み切れなかった場合に1時間足を利用します。
また、1時間足を見ることで5分足などの短期のローソク足を見ているだけでは分からないトレンドの流れやダマシを掴みやすくなります。

15分足

特にスキャルピングで取引する際には、5分足や1分足を使用することが多くなりますが、短期間のローソク足では値動きが激しく見えてしまい、ダマシにあうリスクがあります。
そのため、スキャルピングでも、トレンドの流れを把握するため15分足の確認をしましょう。
また、前日から当日にかけての相場を確認する際にも、直近のトレンドの値動きが察知しやすいメリットのある15分足を使ってみましょう。

5分足

スキャルピングで取引する際、直近でトレンドが発生していないかを確かめるには15分足と、5分足も見ます。
細かい値動きの中でエントリーポイントを見極め、に判断するためには5分足だけではなく、1分足も参考にしましょう。
また、1分足よりもダマシのリスクが低く、精度の高い分析ができることもメリットです。

ローソク足の形

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ローソク足にはさまざまな用語がありますので、まずはそれぞれの意味について説明します。

 

実体(胴体) 始値と終値を囲んだ、四角いローソク部分のこと。
上ヒゲ 高値を表す、ローソクの上に伸びる線。
下ヒゲ 安値を表す、ローソクの下に伸びる線。
ヒゲの長さ 相場の変動が激しくなるほど長くなる、ローソクの上下に伸びる線。
始値(はじまりね) 設定した期間の、最初の価格。
高値(たかね) 設定した期間中、最も高かった価格。
安値(やすね) 設定した期間中、最も安かった価格。
終値(おわりね) 設定した期間の終了時に確定した価格。

ローソク足は4つの値、「始値」、「高値」、「安値」、「終値」をローソクの形に表しており、値動きを分かりやすく表した指標です。
始値よりも終値の方が高いものを「陽線」といって白抜きで表し、始値よりも終値の方が安いのを「陰線」といい、黒塗りで表します。
安値と高値は、ロウソクの胴体から上下に突き出した、「ヒゲ」といわれる線で表します。

ローソク足のパターン一覧

ローソク足の基本の形は9種類あり、相場分析や相場予測などの取引に活かせますので、覚えておきたいですね。

・大陽線
胴体が太いローソク足で、大きな陽線の形。
買いの勢いが強いことを示し、下降トレンドにみられた時は「転換点」と捉えることもできます。

・大陰線
胴体が太いローソク足で、大きな陰線の形。
売りの勢いが強いことを示し、上昇トレンドにみられた時は「転換点」と捉えることもできます。

・小陽線
大陽線と比べて胴体が小さい陽線の形。
相場をうかがって慎重気味ではあるものの、「買い」がやや優勢であることを示しています。

・小陰線
大陰線と比べて胴体が小さい陰線の形。
相場の迷いを示し、「売り」がやや優勢であることを意味します。

・上影陽線
上ヒゲが長く胴体が短く下の方にある陽線の形。
上ヒゲが長いので頭打ちの傾向があり、降下への「転換点」と捉えることもできます。

・上影陰線
上ヒゲが長く胴体が短く下の方にある陰線の形。
上ヒゲが長いため頭打ちの傾向があるので、市場が売り優勢と考えるのが一般的です。

・下影陽線
下ヒゲが長く胴体が短く上の方にある陽線の形。
売り傾向が転換して買いが強まる可能性を示唆しています。

・下影陰線
下ヒゲが長く胴体が短く上の方にある陰線の形。
買いが強まる可能性を示唆していますが、抵抗が強いことを意味します。

・十字線
始値と終値に変動がなく、全く同じでローソクの実体がない形。
買いと売りが拮抗し、寄引同時線とも言われています。

まとめ

FXは、必ず勝てるというものではありません。
しかし、トレンドの流れやローソク足のパターンでチャートを読んだりして分析することで勝率を上げていくことが可能です。

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