FX初心者が覚えておきたい基本用語をケース別に解説

近年大きな注目を集めている。

少額からの資金で始められるため、初心者の方にもおすすめの投資といわれています。

しかし、取引には専門用語がずらりと並ぶため「始めてみたものの、さっぱり意味が分からない」「興味はあるけど断念しそう」という方も多いのではないでしょうか。

そんな難しそうに思えるFXですが、基本の用語とその意味を理解していれば、初心者の方も取引ができるようになります。

この記事では、FX取引でよく用いられる基本用語について、取引シーン別に解説します。

そもそも「FX」とはなにか

FX超初心者向け!覚えておきたい用語集1

「FX」とは「Foreign Exchange」の略で、「外国為替取引」という意味があります。「外国為替証拠金取引」と呼ばれることもあります。

分かりやすくいえば、円をドルなどの外国の通貨に両替して、両替時よりも通貨の価値が高くなったら、再度円に両替して利益を生んでいきます。

為替レートによる差額を利益として狙うのが、FXの仕組みです。

FX初心者が覚えておきたい用語をケース別に紹介

FXには専門用語が多くあります。

FXの基礎知識を身につけるために、基本的な専門用語を覚えておきましょう。

基本中の基本!絶対に覚えたいFX用語

□「レバレッジ」とは

自分の資金以上のお金でFX取引をするための仕組みを表す用語です。

レバレッジを使うことで、多くの金額を取引に利用できるため利益を多くもらうことができます。

しかし、逆に損益が出てしまった場合には、当然損益も多く発生してしまうため、レバレッジの使用は十分に考えて行わなければなりません。

□「スワップ」とは

2種類の通貨を取引する時に生じる「金利差調整分」のことを指す用語です。

高金利の通貨を買って低金利の通貨を売ると、金利差調整である「スワップ」を多く受け取ることができます。

しかし、反対に低金利の通貨を買って高金利の通貨を売るとスワップの支払いが発生します。

スワップは毎日変動するため、FXを行うにあたり必ず注目しなければなりません。

□「証拠金」とは

FX口座内に預けているお金を指す用語です。

つまり、FX取引を行うにあたり、担保として必要なお金のことを「証拠金」といいます。

FX取引を行うにあたり最低限口座に入れておかなくてはならないお金を「必要証拠金」、必要証拠金に対する証拠金の割合を「証拠金維持率」、証拠金から必要証拠金を引いた金額を「余剰金」といいます。

これらの3つも合わせて覚えておきましょう。

□「ロスカット」とは

FXで上限を超えた損失が出てしまった場合に、強制的に決済することをいいます。

ロスカットをすることによって、投資資金への損失を最低限にすることができます。

ロスカットをされる基準は「証拠金維持率」から決まります。

証拠金維持率は「証拠金残高÷必要証拠金」から算出します。

FXの通貨単位に使われる用語

□「通貨単位」とは

ドルやユーロなどの通貨を「通貨単位」という単位として置き換える際に使用する用語です。

例えば「1円」は「1通貨単位」、「1ドル」は「1通貨単位」と表します。また、「通貨単位」はFX取引の基準としても使われるため、必ず覚えておきましょう。

□「pips」とは

FX取引中に画面に表示されている6桁の数字のうち、右から2番目の値の単位を表す用語です。

例えば、0.00010ドルであれば「1pips」、000.020円であれば「2pips」と表します。

□「point」とは

pipsの1/10の大きさを表す用語です。

基本的には、FX取引中に画面に表示される6桁の数字のうち、1番右の値の単位を表します。

例えば、0.00001ドルであれば「1point」、0.00002円であれば「2point」と表します。

「point」は最近使われるようになった用語で、pointが登場するまではpipsが最小単位でした。

「pipsとpointは10point=1pips」と、セットで覚えておきましょう。

FXの取引時に使われる用語

FX初心者が覚えておきたい基本用語をケース別に解説2

□「ロング・ショート」とは

FX取引において「買う」行為を「ロング」、「売る」行為を「ショート」と表します。

例えば、1万ドル買う場合はロング、1万ドル売る場合はショートと表します。

FX取引において必ず必要となる用語となるため、必ず意味を覚えておきましょう。

□「Lot」とは

FXで取引を行う際の基準を示す用語です。

「Lot」を「枚」と表すこともありますが、意味は同じです。

1Lotの単位はFX業者が自由に定めることができますが、基本的には通貨単位を基準に定められています。

一般的に「1万通貨単位=1Lot(枚)」であることが多いです。

□「成行(なりゆき)」「指値(さしね)」とは

「成行」とは、FX取引を始めるにあたり表示されている価格で売り買いを行い、通貨の額だけを指定する注文方法のことです。

反対に、あらかじめ取引したい価格を設定しておくことを「指値」といいます。

特に「成行」は最もメジャーな専門用語となっています。

FXの注文時に使われる用語

□「約定」とは

FX取引において売買が成立したことを表す用語です。

FX取引を行うにあたり、「買う(ロング)」「売る(ショート)」の取引の指示をネット上に出すと、FX会社が仲介して金融機関と取引を行なってくれます。

その際に取引が成立したら「約定(やくじょう)した」と表します。

「約定」と合わせて約定価格・約定日・約定定金も覚えておきましょう。

約定価格とは、約定が決定した価格のことを表し「約定値段」と表すこともあります。

「約定日」とは約定が決定した日、「約定代金」とは約定された総額のことを表します。

FX初心者はまず基礎用語から覚えよう

「FXを始めたいけど何からすればいいかわからない」と思う人も多いでしょう。

まずは基礎知識を身につけることが大切です。

またFXは専門用語が多くあります。

多くの用語がありますが、今回ご紹介した用語は特に多く使う用語です。

本やWebサイトを使って理解するのはもちろん、専門分野の先生に教わるなどの方法も効果的です。

プロに直接指導を受けることで、知識や経験を早く積むことができ、実践に取り入れやすくなるでしょう。

 

コメントを残す

※メールアドレスは公開されません