初心者がFXで絶対勝てない本当の理由

「FXを始めたけれど、絶対に勝てないのはどうしてだろう」という悲痛な叫びが、TwitterなどのSNSでつぶやかれてます。

FXでの選択肢は上か下かの2つしかなく五分五分のはずなのに、なぜ初心者は勝てないのでしょう。

このブログ記事では、「初心者が勝てない理由」、「勝てるキッカケはなにか」、「負けないためにはどうしればいいのか」など、FXのポイントについて紹介します。

FXで勝てない理由

初心者がFXで絶対勝てない本当の理由2

FXで負けが続いて勝てない理由は人によってさまざまですが、何らかの原因があります。

具体的には、「損切りのルールが守れていない」、「高いレバレッジ」、「相場の流れをつかめていない」、「分析不足」があげられます。

FXで勝てずに悩んでいる方は、上記の4つにあてはまっていないか確認してみましょう。

ここからは、それぞれについての詳しく説明いたします。

損切りのルールを守れない

FXで勝てない理由の1つには、損切りルールを守れていないか、損切りルールを作っていないことがあります。

損切とは、損が出ているポジションを決済し、損失を食い止めることをいいます。

FXではすべての取引で勝つことは難しく、思惑とは逆に相場が動いた場合には損切りをして資金面や精神面に余裕を持たせてトレードを冷静に振り返りましょう。

人間には元々「早く利益を確定したい」、「できるだけ損はしたくない」という心理を持っており、損切を避ける傾向にあります。

これを、「プロスペクト理論」といいます。

プロスペクト理論の心理が働くと損失の確定が中々出来ず、結果的に「損小利大」のFXの鉄則と相反してしまい、損失を膨らませてしまうのです。

それを避けるためにも、「こうなった時は損切りをする」というルールを決めておくことが重要なのです。

レバレッジを高くかけすぎている

レバレッジは、「レバー=てこ」から来ており、「レバレッジ=梃子作用、てこの原理」となります。

FXにおけるレバレッジとは、証拠金の何倍もの金額を取引することができる仕組みのことをいいます。

通常、10万円の両替では10万円分の外貨での取引になりますが、10倍のレバレッジを使えば、10万円の10倍である100万円分の取引が可能となるのです。

レバレッジの大きな特徴は、証拠金よりも大きな金額で取引できることにありますが、金融庁のレバレッジ規制により、国内のFXの最大は、25倍と定められています。

レバレッチは資金の何倍もの金額で取引できるため、FX取引における大きな魅力といえます。

しかし、自分の資金が増えている訳ではなく取引金額が大きくなるだけですので、安易に高レバレッジでの取引はしない方が良いでしょう。

レバレッジの倍率が大きくなるのに応じて、利益が大きくなるのと同様に、喪失も膨らみやすいということを意識し、安定して勝てるようになるまでは、レバレッジをかけすぎないことをオススメします。

相場の流れをつかめていない

相場の大きな流れを掴むことは、FX取引で利益を得るためには非常に重要なことです。

チャートの分析力が不足していると相場が予想とは逆に動き、負けてしまいます。

過去のチャートを参考にし、値動きの傾向を分析することが大切です。

チャートから相場のトレンドが掴めない時には無理に取引をせずに取引回数を減らしたり、1分足や30分足、4時間足といった短い時間足だけではなく、週足や月足などの長い時間足を参考にしたりして分析してみましょう。

感覚的で適当な取引ではなく、「何故この取引が必要なのか」など、取引の根拠を持つことも重要です。

また、レンジ相場(ボックス相場)は一見すると簡単なように見えますが、初心者にとってはかなり難易度が高い取引となるため、取引に慣れてないうちはオススメできません。

レンジ相場とは、一定の値幅の中で上昇と下降を繰り返している相場のことをいいます。

相場を大きく動かすようなことが起きずに次のトレンドを待つ形であり、必ずその先に「上昇トレンド」か、「下降トレンド」が起こります。

しかし、上昇と下降のどちらに優位性があるのかの判断がつきにくく予想が難しい場合や、予想が全くできないこともあります。

長期間のレンジ相場の後には強いトレンドが生じやすい傾向もあるため、トレンドが出てきたタイミングで流れを読み取るようにしましょう。

分析が不足している

FXにおいて、相場や市場の動きなどの日々変動するさまざまな情報を分析することは欠かせません。

分析が不十分だと、利益に繋がらチャンスを逃してしまったり、損切りルールを定めていたとしても不要な取引が増えてしまったりと損失が積み重なる可能性があります。

相場によっては、これまでに有効だと思っていた手法が全くの逆効果となる場合もあるため、「ファンダメンタル分析」や、「テクニカル分析」など、さまざまな視点から分析することが重要です。

ファンダメンタル分析とは、世界の経済情報や経済指標、政治動向などを元に、相場の中長期的な動きを予想する分析手法のことをいいます。

テクニカル分析とは、過去の動きをチェックし、将来の動きを予測する分析手法のことです。

安定した利益を出すため、「ファンダメンタル分析」と、「テクニカル分析」の分析手法をバランスよく取り入れましょう。

FXで勝てるようになるには

初心者がFXで絶対勝てない本当の理由1

ここまでは勝てない理由について紹介しましたが、勝つためには勝てない理由とは逆のことをするだけで勝率は上げられます。

まずは、FXの鉄則である「利食いはゆっくり、損切りは早く」に則り損切のルールを決め、プロスペクト理論の逆を意識して徹底的な損切を行うこと。

もう少し待てば利益が出るかも知れないという根拠のない感情には流されないようにしましょう。

次に、レバレッジを高くかけすぎないということ。

自分の資金が増えるのではなく、取引できる金額が大きくなるだけのレバレッジは、勝った時の利益も、負けた時の損失も大きくなります。

そのため、安定した取引が出来るようになるまではレバレッジを高くかけすぎないように注意しましょう。

最後に、チャートを読み取り、分析する力をつけること。

負けてしまうのは相場の流れをつかめていないからに他なりません。

しかし、プロのトレーダーでも全ての取引で必ず勝つというわけではなく、分析して取引に明確な根拠があっても負ける時もあるのです。

ですので負けてしまった時に負けた原因を知る事は大事ですが、あまり悲観する必要はありません。

FXで勝ち続けることは不可能

FXは、必ず勝てるというものではありませんが、チャートを読んだり、トレンドの流れを掴んだりして分析することで勝率を上げていくことが可能な投資です。

大切なのは勝てない理由を知り、対策をしっかりと学ぶということが必要ですので、その分野の先生(メンター)がいたほうが早く知識や経験がつめることは間違いありません。

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